リハビリテーションセンター

リハビリテーションセンターのご紹介

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当院のリハビリテーション部門では、理学療法士37名、作業療法士6名、助手1名が在籍し、急性期から回復期、外来、訪問まで幅広いリハビリテーションサービスを提供しています。対象疾患は、運動器疾患、スポーツ障害、がんリハビリテーション、呼吸器疾患、脳血管疾患、循環器疾患、廃用症候群と多岐にわたりあらゆるライフステージの患者さんに対応しています。また、産婦人科医師との連携のもと、ウィメンズヘルス分野にも積極的に取り組んでおり、女性特有の症状やライフイベントに応じたリハビリテーションも実施しています。

私たちは、最新の知識と技術、そして充実した設備を活かし、患者さん一人ひとりの目標や生活に寄り添った質の高いリハビリテーションの提供を目指しています。



 

ご挨拶

リハビリテーションセンターでは、病気やけが、加齢などにより身体機能が低下した方々に対し、理学療法・作業療法の専門スタッフが連携し、それぞれの生活に即したリハビリテーションを提供しています。
機能の回復を目的とするだけでなく、その方らしい暮らしの再構築を支援することを重視しています。

現在は約44名のスタッフが在籍し、予防医療から急性期~回復期~生活期まで幅広く対応しています。
今後は2028年に新たな回復期リハビリテーション病棟の開設が予定されており、スタッフ体制も大幅に拡充される見込みです。これにより、より多くの方に、より質の高いリハビリを提供できる環境が整いつつあります。

当院は、食品メーカーを母体とする企業立病院として、安定した運営基盤と、部門を超えた連携体制が特長です。

医療・看護・介護・福祉が一体となって動ける組織構造の中で、リハビリ部門もその一翼を担っています。
キッコーマンの理念である「健康で豊かな食文化を通じて社会に貢献する」という想いは、医療・リハビリの現場においても強く根付いており、

私たちもその一員として、地域の皆様の健康と生活の質の向上に寄与できるよう、日々取り組んでいます。


患者さんから「ここでリハビリを受けてよかった」と言っていただけること。
スタッフから「この職場で働けて良かった」と感じてもらえること。
どちらも、リハビリテーションセンターとしての目標であり、日々の業務の中で自然に積み重ねていきたいと考えています。

今後も、地域の皆さまに信頼され、安心してリハビリを任せていただけるような体制づくりを進めてまいります。
どうぞよろしくお願い申し上げます。

 

リハビリテーションセンター長

向井 英司

●当院では入院患者さんに対して「365日体制」でリハビリテーションを提供しています

当院では入院患者さんに対して土日祝日を含めた365日体制でリハビリテーションを提供しています。
365日リハビリテーションを実施することで、身体機能の早期回復や在院日数の短縮、日常生活動作の改善につながり、早期退院を目指します。

外来受付時間
リハビリ内容 受付時間
理学療法・作業療法 8:30~12:00、13:00~16:00
  • リハビリテーションセンターでは外来の待ち時間を極力なくすために、理学療法・作業療法を完全予約制で行っております。
  • 患者さんのご理解とご協力をお願いいたします。

理学療法

理学療法部門では特に運動機能障害に対する徒手療法(マニュアルセラピー)に力を入れています。これは主に骨・関節系疾患による機能不全の治療を目的とした理学療法の一領域で、筋肉・関節の痛みや動きにくい原因をできるだけ改善するために、系統立てた評価をもとに患者さんの問題に適した治療手技、運動療法を選択し、機能を改善・維持または障害を予防するものです。当科の理学療法士全員が世界水準の専門知識、技術を身につけるべく、日々研鑽を積んでおります。

運動療法機器
①MRスクワット 筋力・筋持久力だけでなくコーディネーション(神経―筋の調整力)能力を評価・トレーニングすることが可能です。
②マルチエクササイザー 1台で全身の可動性、協調性、柔軟性、持久力、筋力、パワーなどさまざまな要素のトレーニングが可能です。
③油圧式AB/ADヒップⅡ・油圧式ニーエクステンション/フレクションⅡ 油圧式ポンプにより、関節に負担をかけず股関節の内外転、膝関節の屈曲・伸展筋力の評価、トレーニングが可能です。
④トレッドミル 速度、傾斜を変えることにより歩行練習やランニングが可能です。
⑤エルゴメーター イヤーセンサーで脈拍を測定しながら、有酸素運動や筋力の向上が可能です。
⑥パワープレート 「3次元ハーモニック振動」という、1秒間に約2550回の高速振動で、あらゆる方向から全身の細部に負荷をかけ、短時間で効率的なエクササイズをすることが可能です。この振動により、バランスが崩れないよう多数の筋肉が刺激され、アスリートだけでなく、高齢者の方も安全に使用することが可能です。
⑦モビラ(スリングセラピーベッド) 垂直に昇降する電動ベッドと一体タイプのスリングセラピーベッドです。スリングで各関節を支え、ベルトで吊すことで自重を免荷し、スムーズな関節運動を促します。また運動療法としての振り子運動や筋力トレーニング、重心移動訓練や抗重力肢位の介助も可能です。
⑧パワーラック バーベルを使ったフリーウエイトトレーニング(主にスクワットやベンチプレス、デッドリフトなど)を行うことができます。また、セーフティバーやフックの高さ調整が可能なため、安全かつ多種多様なトレーニングを可能とします。


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作業療法

作業療法(Occupational Therapy)では、日常生活に必要な「動作」や「生活の工夫」をサポートします。

主な内容
・身の回りの動作(食事、更衣、トイレ、入浴など)
・生活関連動作(掃除、洗濯、買い物、移動、金銭管理など)
・仕事や趣味への復帰支援
・ご本人やご家族の希望に応じた生活スタイルの再構築

 具体的には以下のような支援をしています。

退院後の生活を見据えた支援

がん・内科疾患・整形外科疾患など、さまざまな状態の方に対し、退院後も安心して生活できるよう、実際の生活環境を想定した訓練やアドバイスを行います。

「手のリハビリ(ハンドセラピー)」

手の骨折や腱・神経の損傷に対して、早期から専門の整形外科医と連携してリハビリを行います。道具の使い方や細かい作業をサポートし、「使える手(Useful Hand)」を目指します。


作業療法(OT)の一つの分野としてハンドセラピーが位置づけられています。ハンドセラピーでは手の外科領域の疾患に対し、早期から整形外科医(手の外科医)と連携し、専門的な知識・技術のもとに治療を実施し、損傷された手の機能の回復を目指すとともに「生活する(できる)手(Useful hand)」として患者さんの日常生活を考慮しながら訓練を行います。

具体的な流れとしては、一人一人の患者さんに対して、適切な評価、目標設定、訓練を実施し、必要に応じ患者さんの身体に合った装具(スプリント)の作成およびチェックを行います。また必要な情報を患者さんの整形外科医(手の外科医)に伝えていくこと、患者さんの自宅でのリハビリも含めて、日常生活・仕事での手をどのように使って行くか、回復段階、その後の予後も含めて具体的な提示を行います。また患者さんの訴えや思いを治療の中で聞き取り、患者さんと整形外科医(手の外科医)との橋渡しの役割も担っています。

装具(スプリント)の作成・調整

患者さん一人ひとりに合わせて、必要に応じた装具の製作・チェックを行います。


外来通院・入院どちらも対応

入院中の方:病棟内で日常生活を想定した訓練を行います

外来通院の方:生活目標を共有しながらリハビリを継続します

また、ご自宅での工夫についても、必要に応じてアドバイスします

 

患者さんと一緒に目指すゴール

・生活の中で「できること」を増やす

・ご本人らしい生活の実現

・社会参加や仕事・趣味への復帰

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訪問リハビリテーション


①訪問リハビリテーションとは
当院の理学療法士が患者さんのご自宅を訪問し、心身の機能の維持・回復、日常生活の自立を支援するために、リハビリテーションを行うサービスです。
また、住宅改修や福祉用具選定、ご家族への介助方法の指導なども行います。


②こんな悩みはありませんか?
・できる限り自立した生活を送りたい
・病気や障害があってもやっぱり自宅で暮らしたい
・でも家族で介護していけるか不安


③対象
介護保険をお持ちの方で、主治医が訪問リハビリテーションの必要性を認めた場合となります。


④訪問リハビリテーション開始までの流れ

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⑤訪問日および訪問時間
 月曜日~土曜日 8:3515:50 (個別に訪問日を相談いたします)
 休業日;日曜日・祝祭日・年末年始

 

⑥利用料金
◎訪問時間の長さや利用頻度、介護保険自己負担割合などにより利用料金は異なります。また、特定の場面で料金の加算が発生します。
 詳細についてはご相談ください。


⑦訪問リハビリテーションの内容
身体的訓練
 ・関節可動域訓練や筋力向上訓練などの機能回復訓練
 ・歩行、移動訓練や階段昇降練習などの基本的動作の訓練など

 

日常生活に直結した訓練
 ・入浴動作や排せつ行為の練習
 ・調理や洗濯など一連の家事動作などの訓練

 

本人・家族へのサポート
 ・本人や家族からの相談
 ・福祉用具や住宅環境のアドバイス
 ・本人や家族への介助方法の指導

 
その他
 ・やりたいことに応じて趣味活動や外出練習などの必要なリハビリテーションを提供

 ⑧ サービス提供地域
 ・野田市内

◎他地域についても訪問可能な場合もございます。
 まずはお気軽にリハビリテーションセンターまでご相談ください。

認定・資格

認定・資格内容 取得者人数
心臓リハビリテーション指導士  1名
糖尿病療養指導士  1名
認定理学療法士(運動器・スポーツ・循環器・代謝・教育) 8名
心不全療養指導士 2名
日本理学療法士協会指定初級管理者 1名
日本理学療法士協会指定上級管理者 1名
住環境福祉コーディネーター 3名
がんのリハビリテーション研修修了 10名
終末期ケア専門士 1名
国際マッケンジー協会認定セラピスト 1名
国際認定シュロスセラピスト 1名
周産期ペリネ教育アドバイザー 1名
臨床実習指導者講習修了者 12名



治療体制・実績


リハビリテーション施設基準 脳血管疾患等リハビリテーション料(I)
廃用症候群リハビリテーション料(I)
心大血管等リハビリテーション料(I)
呼吸器リハビリテーション料(I)
運動器リハビリテーション料(I)
がん患者リハビリテーション料
業務 理学療法一般(入院・外来)
作業療法一般(入院・外来)
訪問リハビリテーション
スタッフ 理学療法士37名 / 作業療法士6名、助手1名
年間患者数 理学療法62,000名・作業療法15,500名


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スタッフインタビュー

 
理学療法士
大野 将さん
2018年 目白大学卒業
・志望動機、入職の決め手について教えてください
大学4年生の臨床実習でお世話になった際に、明るく活気のある職場だなと感じました。
またすごく素敵な指導者の方々と出会えたことで「この人たちと一緒に仕事がしたい!」と思ったのが入職した理由です。

・現在の仕事内容とやりがいについて教えてください

現在は外来リハビリのスタッフの一員として、主に整形外科疾患の保存療法から退院後の方を担当しています。
日常生活や趣味などに参加できないなどの悩みを持った患者さんを少しでも笑顔になっていただくため日々自己研鑽しています。

理学療法士
柳井 咲良さん
2023年 国際医療福祉大学卒業
・仕事とプライベートの両立はできていますか?

当院は週休2日です。夏季休暇、年末年始休暇に加え、結婚休暇や産休育休制度がしっかり設けられているのも安心できる点だと思います。
休暇取得に関しても柔軟に希望が出せます。

・将来の目標や今後の挑戦などあれば教えてください

外来担当になり、リハビリのゴールや目標が日常生活レベル以上になることも増えました。
当院で多く占める運動器疾患の知識や技術を高め、患者さんのHOPEに応えられるセラピストを目指しています。

作業療法士
須田 大雅さん
2020年 首都大学東京(現:東京都立大学)卒業
・職場の雰囲気・人間関係はどうですか?

当院は、若いスタッフが多く、明るく活気を感じられます。また、新人スタッフについては1人対して1人指導者がつくことで早期から患者さんを担当し、知識や技術を学ぶことができます。

・これから応募を考えている人へのメッセージ

共に働くチームの一員になってくれることを楽しみにお待ちしております!

受診予約

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祝日および休診日は除く

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