リハビリテーションセンター
概要
当院のリハビリテーションセンターは、理学療法士30名、作業療法士4名、助手1名で構成されており、急性期から回復期、在宅支援復帰、外来通院に至るまで継続してリハビリテーションを提供できる体制を整えています。診療対象は運動器疾患、スポーツ障害、呼吸器疾患、脳血管疾患、小児科疾患、廃用症候群と幅広く、最新の知識と技術、設備にて多様な患者さんのリハビリテーションに対応しています。
リハビリ内容 | 受付時間 |
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理学療法・作業療法 | 8:30~12:00、13:00~16:00 |
物理療法 | 9:00~12:00、13:00~15:00 |
- ※リハビリテーションセンターでは外来の待ち時間を極力なくすために、理学療法・作業療法・物理療法を完全予約制で行っております。患者さんのご理解とご協力をお願いいたします。
理学療法
理学療法部門では特に運動機能障害に対する徒手療法(マニュアルセラピー)に力を入れています。これは主に骨・関節系疾患による機能不全の治療を目的とした理学療法の一領域で、筋肉・関節の痛みや動きにくい原因をできるだけ改善するために、系統立てた評価をもとに患者さんの問題に適した治療手技、運動療法を選択し、機能を改善・維持または障害を予防するものです。当科の理学療法士全員が世界水準の専門知識、技術を身につけるべく、日々研鑽を積んでおります。
①MRスクワット | 筋力・筋持久力だけでなくコーディネーション(神経―筋の調整力)能力を評価・トレーニングすることが可能です。 |
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②マルチエクササイザー | 1台で全身の可動性、協調性、柔軟性、持久力、筋力、パワーなどさまざまな要素のトレーニングが可能です。 |
③油圧式AB/ADヒップⅡ・油圧式ニーエクステンション/フレクションⅡ | 油圧式ポンプにより、関節に負担をかけず股関節の内外転、膝関節の屈曲・伸展筋力の評価、トレーニングが可能です。 |
④トレッドミル | 速度、傾斜を変えることにより歩行練習やランニングが可能です。 |
⑤エルゴメーター | イヤーセンサーで脈拍を測定しながら、有酸素運動や筋力の向上が可能です。 |
当院の作業療法は、入院された患者さんがご自宅へ帰られる際に必要な、食事、排泄、更衣などの日常生活動作の訓練、上肢・手指を使った細かな動作の訓練を行います。更にスムーズに在宅生活を送っていただけるよう、環境面や社会資源の調整・紹介を行います。
これらは、日常生活の諸活動や仕事、遊びなどの「作業活動」を通じて行われ、その人らしい生活を送ることができるよう支援します。
また当院では、手の外科疾患に対するハンドセラピーに力を入れております。詳しい説明は以下の通りです。
ハンドセラピーとは
作業療法(OT)の一つの分野としてハンドセラピーが位置づけられています。ハンドセラピーでは手の外科領域の疾患に対し、早期から整形外科医(手の外科医)と連携し、専門的な知識・技術のもとに治療を実施し、損傷された手の機能の回復を目指すとともに「生活する(できる)手(Useful hand)」として患者さんの日常生活を考慮しながら訓練を行います。
具体的な流れとしては、一人一人の患者さんに対して、適切な評価、目標設定、訓練を実施し、必要に応じ患者さんの身体に合った装具(スプリント)の作成およびチェックを行います。また必要な情報を患者さんの整形外科医(手の外科医)に伝えていくこと、患者さんの自宅でのリハビリも含めて、日常生活・仕事での手をどのように使って行くか、回復段階、その後の予後も含めて具体的な提示を行います。また患者さんの訴えや思いを治療の中で聞き取り、患者さんと整形外科医(手の外科医)との橋渡しの役割も担っています。
環境調整
自宅退院をされる患者さんに対しては状況に応じて、福祉用具の提供や環境整備・家屋改修なども行っています。
物理療法
①ホットパック | 温かいパックを患部にあて、血流を改善し、痛みを和らげます。 |
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②超音波 | 筋・腱などの伸張性増大や痛みを和らげる効果があります。 |
③マイクロ波治療器 | 極超短波の電磁波で深部まで温め、痛みを和らげます。 |
干渉波治療器 | 2つの異なる電流を干渉させることにより、神経・筋を刺激し痛みを和らげます。 |
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①キセノン | 太陽光と干渉波を併せもち、血流改善により筋緊張の改善、痛みを和らげます。 |
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②スーパーライザー (直線偏光近赤外線) |
ペインクリニックで行われる星状神経節ブロックの代わりに、レーザー照射で痛みを和らげる効果があります。また、筋の柔軟性を高める効果があります。 |
過流浴 | 温かいお湯を循環させ、患部をつけることで血流を改善します。 |
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牽引療法
腰椎牽引と頚椎牽引があり、腰椎牽引は座ったまま椅子が倒れ牽引することが可能な最新の機器です。
リハビリテーションを受けられる皆さんへ
当院では、「地域包括ケア病棟の大腿骨近位部骨折患者における自宅退院の可否に関する因子の検討」の単一施設臨床研究を行っています。オプトアウト(研究の詳細開示、および研究を望まない場合の権利の保障)を行っておりますので、詳細は以下をご参照ください。
治療体制・実績
リハビリテーション | 施設基準 脳血管疾患等リハビリテーション料(I) 心大血管等リハビリテーション料(I) 呼吸器リハビリテーション料(I) 運動器リハビリテーション料(I) |
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業務 | 理学療法一般(入院・外来)・作業療法一般(入院・外来) |
スタッフ | 理学療法士16名 / 作業療法士3名、助手2名 |
年間患者数 | 入院9,600名・外来12,800名 |
スタッフ紹介
徒手療法全般、運動器疾患、スポーツ障害、障害者スポーツ、ストレングストレーニング
国際パラリンピック委員会公認クラス分け委員(IPC National Classifier)、日本ディスエイブルパワーリフティング連盟理事、コアコンディショニングインストラクター
日本理学療法士協会、日本整形徒手療法協会、日本徒手理学療法学会
運動器疾患
日本理学療法士協会
運動器疾患、徒手療法、PNF
福祉住環境コーディネーター
日本理学療法士協会、日本徒手理学療法学会、日本PNF学会
呼吸器疾患、脳血管疾患
日本理学療法士協会
日本理学療法士協会
日本理学療法士協会、日本保健科学学会、日本徒手理学療法学会
勉強会
リハビリテーションセンターでは、患者さんにより良い治療を提供するために各セラピストの知識・技術の充実を図るべく、さまざまな勉強会を実施しています。
院内スタッフによるスプリント講習会・部門別勉強会・文献抄読会・症例検討などに分かれます。
月~土曜日 8:30~16:30
祝日および休診日は除く
総合診療科・小児科は
当日の予約が可能です。
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お電話でお問い合わせください。
月~土曜日 8:30~16:00
祝日および休診日は除く